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なぜ、骨粗鬆症は大事なのですか?
高齢化社会に入りつつある日本で、骨粗鬆症は益々重要な疾患となってきています。現在1100万人の患者さんがいるといわれています。65歳以上の女性、80歳以上の男性の半数が骨粗鬆症との統計もあり、非常に多い疾患なのです。

100万人いるといわれている寝たきりの原因の1位は脳卒中,第2位は老衰、第3位が大腿骨頚部骨折です。この大腿骨頚部骨折は骨粗鬆症の患者さんが転倒等して起こります。年間8万人くらい起こします。しかも大腿骨頚部骨折を起こした患者さんの2割弱が1年以内に亡くなられています。寝たきりになると体力が弱り感染などに罹りやすくなるし、痴呆症やイレウスにもなりやすくなるのです。また脊椎の椎体が骨折し円背になると呼吸喚起不全、逆流性食道炎、イレウス、便秘、頚部痛、腰痛、等も生じます。ならないように予防することが大事なのです。


なぜ、骨粗鬆症は大事なのですか?
どういう人が骨粗鬆症になるのですか?
骨粗鬆症の検査にはどのようなものがあるのですか?
骨粗鬆症の治療
どういう人が骨粗鬆症になるのですか?
牛乳を飲まない人、運動をしない人、やせている人、外にあまり出ない人は気をつけたほうが良いでしょう。女性ホルモンは骨が弱くなるのを防ぐ作用がありますから、閉経前は通常起きません。閉経後急速に進行します。もとの骨が強い人は起きにくいといえますが、減り方が早いとおきることもあります。若い時に病気で両側の卵巣を切除したり、胃の切除をした人は起きやすくなります。過度のコーヒー,アルコールも要注意ですが通常の量では問題ありません。カルシウムの必要量は厚生省で1日600mgとされていますが、日本人の平均はこれを下回っています。アメリカでは閉経後の女性は1500mg摂ることが推奨されていますし、日本人も閉経後は800mgは必要といわれています。糖尿病でもやせている患者さんは起こりやすいですが、太っている人は起きにくいといえます。重いと骨に刺激を与えるので強くなるのです。(かといって太ると,心筋梗塞,脳卒中等になりやすくなるので中庸がよいのです。)骨粗鬆症は遺伝も関係し,母親が大腿骨頚部骨折をした娘は,2倍起きやすいといわれています。骨粗鬆症は関西で多く、関東で少ない傾向があり,納豆のためだろうと考えられています。納豆に含まれるビタミンK2は骨粗鬆症を予防する効果があります。グラケーという骨粗鬆症の薬があります。1日3錠のむのですが、この1錠には納豆どんぶり1杯分のビタミンK2が含まれています。

男性ホルモンにも骨粗鬆症を予防する作用があります。女性ホルモンほど急速に低下しないので、男性の方が起きにくいのです。
骨粗鬆症の検査にはどのようなものがあるのですか?
脊椎(第2−第4腰椎)の骨量を測ることが推奨されています。他の部位を測るより誤差が少ないためです。ただ椎体がつぶれていたり、変形があったりすると背骨では検査できません。大腿骨頚部骨折が一番問題になるのですから,本当は大腿骨頚部の骨量を測ればよいのですが、筋肉、軟部組織等があり、正確に測定するのが難しいのです。踵骨(かかとの骨)は大腿骨頚部と同じ体軸上にあるので、この部位の骨量は大腿骨頚部骨折とよく相関するといわれています。超音波検査が検診等でよく行われています。診療所で行っている検査はMD法といって指の骨の骨量(第2中手骨)をみています。誤差がありますが、比較的簡単に施行でき、ふるい分け検査としては有効だとされています。この検査で異常が見つかったら、DXA法(光子吸収測定法)で精査してください。
優れた基本性能を有し骨塩定量法のスタンダードです。これは大学病院等の大病院にはたいていあります。最近、血液検査で骨量減少の度合いをみる検査ができるようになりました(NTxとDVD)。骨量測定では1年以上しないと治療効果があったのかどうかわかりませんが、この検査をすれば治療開始後数ヶ月でも効果判定ができます。残念ながら、日内変動が大きく骨粗鬆症の有無の判定には使えません。通常起床してから2番目にでた尿で検査します。
骨粗鬆症の治療
現在、骨粗鬆症の治療薬として、カルシウム、エストロゲン、蛋白同化ステロイド、カルシトニン、活性型ビタミンD3、イプリフラビン、ビタミンK2、ビスフォスフォネート等が使われています。

エストロゲンはホルモン補充療法として知られています。通常黄体ホルモンと併用します。乳癌の発症が増えますが、定期的にチェックをするので、早く発見されますので死亡率はむしろ低くなります。コレステロール等も低下します。

カルシトニンは注射ですが、腰痛にも効きます。イプリフラビンは商品名はオステンですが、腎臓からのカルシウムの排出を抑制します。胃腸の弱い人向きではありません。ビスフォスフォネート(商品名ダイドロネル)は空腹時に服用します。3ヶ月おきに2週間服用します。最も骨量を増やすのは、ホルモン補充療法とビスフォスフォネートです。骨の強さは骨量だけでなく、骨の構造、材質も重要です。

カルシウムの多い食品;
乳製品(ヨーグルト、牛乳、チーズ)、魚類(干しえび、煮干、いわし丸干し、ししゃも、ひじき、しらす)、大豆食品(豆腐、納豆)、野菜類(いりごま、小松菜、大根の葉、ザーサイ)、海藻(ワカメ、青海苔)。

ビタミンDの多い食品;
魚類(かつお塩辛、さけ、かれい、かじき、にしん、うなぎ、ひらめ、まぐろ等)、きのこ類(きくらげ、干し椎茸)。

ビタミンK2を多く含んだ食品;
納豆、クロレラ等
 

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